あらいを取り巻く環境

住宅業界の市場規模は、およそ9兆5千億円あります。その中の住宅リフォームというのは、住宅の数だけ存在し、あらゆる箇所の経年劣化に伴う継続的な需要があります。　

私達のお客様である工事業者様は、施主様の住まいにまつわる不便な事を解消する為に、大工・水道・設備・ガス・電気などの多種多様な要望を満たす増改築・リフォームの仕事をされております。

一方メーカーは、住宅業界の市場規模が大きく、工事業者様のニーズに合わせた供給法を持ちあわせておりませんので、両者のパイプ役としての役割を担っていくのが私達、卸/商社になります。この様な継続的な需要がある為に、三者は長く付き合っていく必要性があり、お互いにごまかしがきかないという環境にあります。

あらい独自のサービス

　私達は「増改築・リフォームのプロを支える」を合言葉に、メーカーの取り扱いを増やし、増改築・リフォームにまつわるあらゆる商品を取り扱う総合卸を営んでおりました。そして、店頭に沢山の商材があればお客様に喜んでもらえると考え、現場に役立つ商材を増やす事で店頭販売を展開してきました。

この店頭販売を始めたのは、増改築・リフォームの工事をしている現場で、工具・配管資材・木材・建材などの商材や商品が急に必要で足りないものがあったとき、役立つのではないかと考えたからです。こうしてお客様の利便性を追求する為に、仕入先・メーカー・お客様から情報を頂き、コツコツと在庫を増やし積み上げてきた結果、沢山の商材を保有する倉庫に成長しました。

それがお客様の間で広まると「朝、あらいに寄れば一日の仕事の材料が揃う」や「現場で材料が足りなくなった時でも、あらいに行けば何とかなる」というお客様の倉庫代わりの役割を果たし始めました。

そうして、「ありとあらゆるメーカーの取扱い」「店頭商品18,000点」と「あらいの人間力」を駆使する事で、付加価値を付け続けてきました。この様に、住宅設備機器の総合卸+店頭販売が合わさり、独自サービスである「戦略的倉庫」を展開しております。この戦略的倉庫を上手く活用するには「あらいの人間力」が大切なキーワードの一つになります。

あらいの人間力とは

・与えられた自分の仕事で自分の人生を切り開いていく「主体性」

・「基礎的な知的能力」 「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを「継続的に高める向上心」「謙虚」。それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」

・良い影響を与えられる様にする「道徳・倫理感」「創造力」

・上手く働きかける「コミュニケーション力」「リーダーシップ力」「気遣い思いやり」

・これらの根本的な力を発揮する為の「忍耐力」

等の「人としての総合力」があらいの人間力になります。

あらいの人間力を活かして

　私達は、人としての総合力である「あらいの人間力」を用いて、相手に十分気を向けてよく観察し、心の底から望みを見つけ、それの実現に本気で取組みながら、良い影響を与えられるようにして粘り強く信頼関係を築いていきます。そうしていく中で、上手く働きかけて価値を生み出し、お客様も満足し、会社も潤い、良好な信頼関係を築く事で、相手の心を動かす。それは仕事の本質であると考えています。

　あらいは、メーカーと違ってモノをつくる事が出来ず、メーカーとお客さんありきの他力の商売です。他力だからこその難しさや、メーカーへの憧れを抱き「卸を辞めたい」と思った事は実は何度もありました。しかし、そんな卸だからこそ、真髄を突こうと思った時に「あらいの人間力」が信頼関係を築いていく為に、大切だと気付く事ができました。

強みを持つ会社は色々ありますが、メーカーでもない私達は商品を仕入れ、販売するという事をしていたからこそ、人間として根本から強くなる事が出来ました。

この様に最大の武器である人間力を鍛える事で、商売の鉄則であるお客様から何度も買って頂くという事を大切にしてきました。

　現在では、沢山のお客様にご利用頂き、年商10億を超える企業へと成長を遂げる事が出来たのです。

これからも独自サービスに付加価値を付け、この「あらいの人間力」を磨き、それらを駆使する事で、お客様との信頼関係を築き続けていきます。

そして、私達がお客様に選ばれ満足して頂ける事は、私達にしか味わえない喜びであり、人生において大切な財産になると考えております。