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卸売の業界研究~実際はどういったものなのか~

 卸売業とは、生産者やメーカーから仕入れた商品を小売業者に販売する業態のことです。卸売業は江戸時代にはすでに確立されていたとされており卸売業者抜きでは商売は進まないことから「そうは問屋が卸さない」という言葉が生まれたと言われております。卸売業者はメーカーと小売業者の橋渡し役となる為なかなか表には出てきませんが、流通の過程でなくてはならい存在なのです。現在でも様々な業界に卸売業者がおり活躍されています。
そこで当記事では卸売業の実態がどのようなものなのかについて紹介していきます。


卸売の業界研究~実際はどういったものなのか~

卸売業者ってどんな仕事?

 同じ卸売業者でも扱う商品によって詳しい仕事内容は変わってきますが、流れは同じです。生産者と小売業者の間に入るのが卸業者になってきますので、基本的に卸売業者が生産者から仕入れて小売業者に販売して、小売業者が卸売業者から仕入れたものを消費者に販売します。商品は生み出されただけでは消費者の元には届きません。そこで卸業者が「多くの販売先を確保したい生産者」と「効率よく商品を仕入れて販売したい小売業者」の橋渡しを行っているのです。

ただ単に、物を仕入れて売るというだけではなく、利益に直結する仕入値や売値決定する為の商談能力や、求められるものを仕入れる目利きも必要となってきます。生産者と小売業者の間に入り、売り手であり買い手でもある卸売業者は特に「人と人そして会社と会社を繋ぐ」ということを実感できる立場に位置しており、生産者と小売業者の両者と長く付き合うことになるので、両者との信頼関係を築くことが重要になってくるのです。

このように、卸売業は商売を成立させる為に縁の下から支える必要不可欠な役割を果たしておりとてもやりがいを感じられます。また、買い手であり売り手でもある立場上、色々な人と関わることで人脈や視野が広がっていくことも期待されますし、それを通じて人間としても成長できる仕事でもあります。

卸売業者の生き残り戦略

 戦後から生産年齢人口が増加し続けた日本も、1995年にピークの8700万人に到達しましたが、それ以降は減少を続け2015年には7700万人、出生中位推計によると、これからの10年で(2029年に)7000万人まで落ち込む一方で、65歳以上の人口は3500万人を突破する状況にあります。日本経済新聞は、2025年にリタイア適齢期を迎える中小経営者の約245万人のうち約半数にあたる127万人が後継者不在と報じており、大廃業時代を迎えると考えられます。

それに伴い卸売業においては、小売店の減少などによる市場規模の縮小や卸売業間による合併や統合により、商品やサービスに係る市場が少数の売り手に支配されている状態に進展することも危惧されます。

そのような中でも自分達にしか出来ないことは何なのか、他の企業が真似出来ないことは何なのか見つけ、他所には負けない自社の強みを追求・確立し、付加価値を加えた商品やサービスの差別化を図り代わりが利かない存在となることが、この先、生きのこる為の条件であり、更なる成長を望める企業となります。

 これらの事を踏まえて、卸売業者としての今後の戦略はやはり「小売業者のニーズを理解する」ことであり、徹底的に小売業者がどういったものを求めているのかを突き止め、それを作り上げていくことが大切になってきます。求められているものを提供することにより信頼関係を築いていくことのできる存在は環境に左右される事無く必要とされ、生き残ることができるのです。

 大阪の堺で卸売業を営む株式会社あらいではこれまで以上にお客様に信頼されるよう「増改築・リフォームのプロを支える」を合言葉に、様々なニーズに対応すべく、未来を見据えたソリューションを独自に打ち出し、強化にも取り組んでいます。その代表的な取り組みの一つである戦略的倉庫では、現在の倉庫の横に1,000㎡の売り場を増設し、現在の2倍の30,000点に増やしお客様密着型の営業スタイルを徹底しています。こうすることで「あらいに行けば何でも揃う」という信頼を築き堺市で圧倒的一番店を目指していきます。

加えて、あらいの在庫商品を即日出荷できるEC販売を始めることで、より多くのお客様にあらいを知って頂き、販路の拡大を図っていこうとしております。

また、業務を一元管理するシステムを自社で開発しており、これにより社内の業務効率化を図り、将来的にはこのシステム販売を行う新事業の立ち上げを計画している企業でもあるのです。

この様にあらいはまだまだ成長過程であり、これらを強みとして成長を目指す企業です。これらを達成していくために最も大切なのは理念を共有した優秀な社員です。あらいでは理念の共有を大事にしており、新入社員であっても同じ方向を向き、共に成長していける人材を求めています。