政令指定都市とは

　そもそも政令市とは何なのか疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。政令市は政令で指定された人口50万以上の市のことです。

これだけ聞くと政令指定都市は単に大きな都市という印象になってしまいますが、政令指定都市ならではのメリットもあります。

その代表的なものが都道府県からの権限や財源の移譲が挙げられます。

これにより道路整備･都市計画･教育等の分野でより地域に合わせたサービスの提供やまちづくりを行う事が出来る為、政令指定都市は住みやすい市であるといえます。

この政令指定都市は全国にわずか20市しか存在せず、その中の一つが堺市なのです。他に札幌市、大阪市、名古屋市、横浜市、福岡市など各地域の中心地が選ばれていますが、堺はそれらに引けを取らないほど大きな市なのです。

観光地としての堺

　堺は観光のまちとして有名です。まずは仁徳天皇陵古墳です。この古墳はクフ王のピラミッド、秦始皇帝陵と並ぶ世界3大子墳墓の一つで、日本最大の前方後円墳です。その周りにも多数の古墳が存在しており、この百舌鳥・古市古墳群は2019年7月にユネスコの世界文化遺産として登録されています。今後は国内外問わずさらに多くの観光客が訪れる事でしょう。

　堺の観光地はそれだけではありません。堺出身の千利休と与謝野晶子の功績を紹介する、さかい利晶の杜では、国宝の待庵を職人が復元した「さかい待庵」や茶の湯体験施設があり、学びながら堺の歴史を楽しめます。他にも刃物や鉄砲なども有名で、一日では周り尽くせないほど多数の観光資源が存在します。

子育て、シニアにやさしい街としての堺

　堺は子育てのまちを目指して、ワンコイン子ども医療費を中学卒業まで拡充するなど、様々な子育て支援を実施してきました。その結果、合計特殊出生率は全国平均を上回る1.49となりました。これらの取組みは外部からも評価を得ており、共働き子育てしやすい街として2年連続関西一位に輝いています。 また、堺市は高齢の方にも優しく、がん検診を安く受診できる制度や、市内の路線バスや阪堺電車を全曜日1乗車100円で利用できるおでかけ応援制度等を実施しており、日経グローカルの「シニアにやさしいまち」では大阪府内一位になっています。　

企業の拠点としての堺

　堺は実は隠れた企業拠点として人気です。例えば平成21年には世界最大規模の液晶パネル及び太陽電池の生産拠点としてシャープが堺に工場を設立しており、平成24年からの5年間で、堺市の本社流入がプラス28社と全国政令市では横浜に次いで2位をマークしています。梅田などのビジネス街へ30分ほどで行くことができ、新幹線のある新大阪へも40分で着きます。また、関西国際空港へも30分で到着できるなど、利便性が高いことが大きな要因でしょう。

株式会社あらいの本拠としての堺

堺市に本拠を構える株式会社あらいでは、「増改築･リフォームのプロを支える」を合言葉にリフォームを始めとする住まい全般の工事に携わる施工店様に向けて住宅設備機器の卸売業を営んでおります。

先述の通り政令指定都市である堺市は世帯数36万、人口82.5万とリフォーム市場も大きく、また各メーカー･仕入れ先も事業所を置いている為、あらいの活動の足場として重要な地域と位置付けております。

今後もあらいのお客様である施工店様のニーズに合った商品･情報の提供やきめ細やかな対応をはじめとした卸売企業である株式会社あらいならではのサービスや取り組みを行っていく事により堺のまちづくりに貢献していこうと考えています。